明けましておめでとうございます
皆様にとりまして、良き一年となりますように
受け取りベタなあなた、「与えること」と「受け取ること」この法則について視点を変えて考えてみませんか。
ポイントは、「受け取る」より「引き受ける」そんな言葉と気持ちへの変換です。
「与えること」と「受け取ること」は、成功法則であったり、宇宙の法則であったり、その一部の引き寄せの法則で強調して取り上げられるテーマであったりもします。
こちらのHPにお寄り下さった方々でしたら、どこかで聞いたことのあるテーマ、あるいはすでに実践している課題かもしれませんね。
「与えることで、帰ってくる」そしてまた「手放すことで、ますます手に入ってくる」、「私には与えるだけの豊かさがあって、受けとるだけの器がある」このシンプルな循環と慣性の法則です。
そこでは、「与えること」その行為の瞬間に、どんな心・エネルギーを乗せるかもまた大切な要素です。豊かな気持ち・エネルギーをともにお渡しすることで、「受け取る」瞬間に、豊かさのエネルギーとともに、与えたこと以上に「受け取ること」ができるのです。
そしてその循環を繰り返すことで、「私はすでに豊かに持っている」という経験を、確信に変えていきます。
「与えること」も「受け取る」ことも同じこと。両性の法則。そして今ここに、すでに同時にあること。
そうお伝えすると、全体像がなんとなく見えてくるでしょうか。
ところがこの法則、実践をしてみると「できない」「叶わない」そんなふうに、ぽんっと投げ出したくなる瞬間を経験した方も多いでしょう。
本当は、シンプルに実践すればよいだけなのですが、「できない」人のために分解してみると、いくつか乗り越えたい重要なポイントがあったりします。
このエッセイを読んで下さっている皆様は、もれなく「与えること」がお上手で、「受け取ること」が苦手なのではないでしょうか。
ということで、今回は「受け取る」ことが苦手なあなたへのメッセージです。
せっかく引き寄せたのに、せっかくチャンスが巡ってきたのに。
「私なんて」「いやいやとんでもない」
「こんなにたくさんもらえない」「無理ムリゼッタイ受け取れない」
そんな風に、とっさに返してませんか。
その否定癖は、様々な現実の場面で表れます。
あなたのために用意されたお金を受け取れない
あなたのために紡がれた褒め言葉を受け取れない
あなたを思って心を込めて伝えてくれた愛情を受け取れない
あなたが準備を重ねてきていよいよつかむべきチャンスを受け取れない
あなたを認めて頼りにして用意されたポストを受け取れない
たった一瞬の心の反応が、あなたから「受け取ること」の機会を奪っているかもしれません。
巡ってきた「受け取ること」の機会を、考え無しに、遠慮がちに、
そのまんま突っぱねてしまうことは、あなたが自分で「与えたこと」を全力で否定すること。
あなたがせっかく流れを作った、その循環を止めてしまうことなのです。
そして何より大切な視点は、
あなたを思ってくれた誰か
あなたを認めてくれた誰か
あなたを慕ってくれた誰か
あなたをしっかりと見つけてくれた誰かの真心を、あなたは受け取れないということ。
想像力があるのなら、あなたが自分だけではなくて、相手もしっかりと見ているのなら、そんなに簡単に、突っぱねたりできないはずなのです。
厳しいことを言っていますね。そうなんです。
「私はまだまだそのレベルに達していませんから、受け取るなんて滅相もありません」
「受け取ること」が苦手なあなたは、真面目で、熱心で、「自分に厳しい」のです。
だから少し、厳しい言葉を使います。その方があなたの心に響くから。
だったら、「受け取る」のではなく「引き受ける」。
どうぞ「引き受けて」みませんか。
誰かがあなたのために用意してくれた、お金を、言葉を、愛情を、機会を、地位を・・・
あなたが一度「引き受けて」みませんか?
逃げないで、突っぱねないで、「引き受ける」。
受け取るというあなた目線の行為を、引き受けるという相手目線がしっかりと入った行為に変えてみませんか。
忘れないで、あなたが相手に与えたから、相手はあなたに与えてくれたのです。
与えることと受け取ることは同じこと。
誰かがあなたに大きく与えてくれたなら、あなたが大きく引き受けて、また大きく与えればいいだけのこと。
あるいは大きくなくても構わない、小さく少しずつ色んな人に分けたっていい。
そうすれば、あなたに与えてくれた誰かにも、それ以外の人にも伝わって、その方たちが「引き受けて」「与えて」また巡り巡って、あなたにも帰ってくる。あなたはまた与えられる。
あるいはもっと簡単に、ただ気持ちだけを引き受けて、ありがとうを返せばいい。
そのつながりの繰り返し、ものごとはとてもシンプルです。
「与えること」と「引き受けること」から、始めてみませんか。